川野克典のホームページです。

e-mail kawano.katsunori@nihon-u.ac.jp

〒157-8570 東京都世田谷区砧5-2-1 日本大学商学部

会計の学修プロセス Study process on accounting





 初めて簿記会計を勉強するなら、簿記検定の3級の学修を開始し、短期間で2級に合格しましょう。2級合格が、進路の分岐点になります。


あなたが高校生ならば

 あなたが高校生ならば、全国商業高等学校協会の「簿記実務検定試験」3級合格に向けた学修から開始しましょう。「簿記実務検定試験」は高校で使用している分かりやすい教科書に沿った問題が出題されます。3級合格後は、2級、1級と勉強を続けて行きます。同時に商工会議所の簿記検定試験にも挑戦しましょう。商工会議所の2級に合格すると推薦入学の出願ができる大学も少なくありません。
 大学入学後、直ちに公認会計士試験や税理士試験の学修を開始します。入学後から学修を始めないと、学修意欲が低下する学生が多いようです。
 また、専門学校に入学して、税理士や公認会計士を目指す方法もあります。
 なお、税理士試験については、2023年度から会計2科目の資格要件が廃止されていますので、日商簿記検定試験1級に合格しなくても、会計2科目(簿記論、財務諸表論)を受験できるようになりました。


あなたが大学生ならば

 あなたが大学生ならば、日本商工会議所の「商工会議所簿記検定試験」あるいは全国経理教育協会の「簿記能力検定試験」の3級の学修から開始しましょう。早期に2級までに合格して、その後は進路に合った試験合格を目指した学修を続けます。
 また、会計学の授業では会計の根本的な考え方を学び、ゼミナールでは教員の指導を受けて、会計学を深く学修したり、あるいは広く学修して行きます。授業やゼミナールを通じて、非定型的な業務への対応力、創造性を身に付けることも重要です。
 なお、税理士試験については、2023年度から会計2科目の資格要件が廃止されていますので、3年生進級、あるいは日商簿記検定試験1級に合格しなくても、会計2科目(簿記論、財務諸表論)を受験できるようになりました。




あなたが社会人ならば

 社会人であっても、日本商工会議所の「商工会議所簿記検定試験」あるいは全国経理教育協会の「簿記能力検定試験」の3級の学修から開始するのが良いのですが、既に高校、大学で会計学を勉強し、一定水準の知識を得ている方も多いと思います。社会人の場合には、最初から目標を定めて、各種の検定試験合格を途中の計測地点と位置付け、学修を積み重ねて行くことがよいのではないでしょうか。




川野克典

〒157-8570
東京都世田谷区砧5-2-1
日本大学商学部

e-mail
kawano.katsunori@nihon-u.ac.jp