月山スキー場


●99年5月2日日曜日

去年行こうとして、結局行かなかった月山スキー場へ、 今年こそは行くぞ!おおーっ!!ということで、 亜紀タイ出張から帰った翌日の夜11時頃、 山形は月山に向けて、出発したのでした。

この頃の東北地方は山桜と新緑がきれいで、 本当に感動してしまいました。 新緑の淡い緑色が、とってもおいしそう。 紅葉がりもいいですが、新緑がりもまた乙なものですね。

朝7時頃、月山スキー場に到着。まずスキーリフト券を買う為に、 スキーかついで雪道を登る、いきなりしいる月山スキー場。 なんとか着いたと思ったら、並んでる、 見るだけでうんざりする程の長い列。 5月になってまでスキーをやろうなんて思う、 しょうもない人々がわんさかいました。 30分以上並んで券を買い、 1本しかないリフトにまた同じくらい並ぶ。 さすが月山、スキー場とは名ばかりで、 登山者仕様、スキーはサブビジネスという感じですね。

やっとのことでリフトに乗って上までたどりつく。 スキー場についてから、4時間が経っていた。 あっという間に下まで行く。また30分以上並ぶ...。 しかし天気が最高に良かったので、上からの景色は抜群だった。 雲一つない真っ青な空が、雪の白さと幾重に連なる山々に映えて、 とてもすばらしいー。うーん美しい。来てよかったー、と思いました。

リフトを降り口の左側に小高い山があって、 登っている人がたくさんいる(写真右)。 我々もせっかくきたんだからと、ついに挑戦を決意した。 人々は息を切らしながら、ただひたすら、黙々と登っている。 さすがにこの季節、スキーウエアでは暑くて、汗をかく。 しかし多くの人々をそれに掻き立てる、この不思議な力は一体なんなのか? この山の頂上からは何が見えるのだろう? 好奇心?自分への挑戦?満足感?達成感? 今しか見れないこの美しい自然を見るため? 登りながらいろんなことを考えているうちに、 登山者や山岳スキーヤーの気持ちが少し分かったような気がしました。


途中休憩をはさんで、頂上についた!。頂上は期待以上の大パノラマが広がっていた。 リフトを降り口の所で見た景色の何十倍もすごい。思わず声がでてしまう。 北には遠くの方に、鳥海山が見えた。ふもとは空の色と一体化していて、 雪を頂いた山頂だけが、空の中に浮かんでいるように見えて、 とても幻想的だった。 北西は庄内平野の町並みと、日本海までもが見ることができた。 それ以外の方向は雪をかぶった美しすぎる山、山、山。

右は初登場、亜紀の弟の一郎。

久々の大感動でした。美し過ぎる。生きてて良かったー。神様に感謝しよう! 初めて来たのに、この一生忘れられない景色を私は見ることができて、 なんて幸せものなんだろうかっ!。
頂上は強風吹き荒れ、さすがにスキーウエアーでも着てなければ、 寒さで5分といることはでません。 地元の人の話しでは、前日は風邪の強い曇り。 翌日も一日中曇ってたので、 まさに幸運な見事な晴れの日だったようです。 1日早く出発して良かった。 天気が良くなかったら、長距離運転して、雪道登って、ひたすら並んで、 1本リフトに1日たったの3〜4回、上からの景色もさっぱりでは、 悲惨なスキー経験になってたでしょうね、ほんと・・・。


スキーのページへ戻る
小野さんちのホームへ戻る