京都見仏から1年半、また同じメンバー(小野家・大学の後輩M夫婦)による奈良見仏の旅が始まった。 メンバーM氏の和歌山にある実家に前日からお邪魔し、うまい夕飯をたらふくいただいた後、 ずーずーしくお泊まりもさせてもらって、さわやかに奈良見仏初日を迎えた。
●法隆寺 (ご存知、日本初の世界遺産、世界最古の木造建築。まずはここでしょ。) | ||
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西院伽藍 | 五重塔 | 東西南北各面に塑像群、金網越しに覗き見るが、暗くてよく見えず。 北面の涅槃像を囲む弟子達の悲痛な表情が、なんともリアルだ。 |
大講堂 | 四天王の大袈裟に翻る衣(特に袖)が躍動的。奥におられる仏が良く見えないので、 横からも拝見したかったのに、前からしか見られないようになっていた。残念。 薬師三尊、三人揃って坐像というのも新鮮。薬師如来坐像さんのお顔には、 まだわりとよく金箔が残っていた。日光・月光の冠が高いです。 須弥壇の左右にある、講堂後ろの入り口が開いていて、薄暗い講堂の中から見ると、 新緑のさわやかな緑と小さな黄色い花々が、明るく映えて印象的だった。 | |
金堂 | ガラスや網越しに、顔をこすりつけるようにして、 薄暗い中を覗き見る。 つぶれたかえるか牛のようなでかい邪鬼を踏む、 丸い光背を持った直立不動で無表情な四天王。頼りなさげ。 着てるもんがやっぱ中国っぽい。 かの有名な両脇侍一体型、釈迦三尊像の細おもても拝見できた。 | |
聖霊院 | 開帳していなかったので、何も見れず。亜紀、朱印帳を買い、朱印してもらう。 | |
大宝蔵院 | またまたあまりに有名な百済観音様がおわす。慈悲深いお顔。 人間離れしすぎた細いボディーのどこに、 万人を魅了するこれほどの魅力がやどるというのでしょうか? この不思議な感動に、やはりくぎづけにされてしまう。 玉虫の厨子も意外とでかいの。こんなにでかい厨子を覆うのに、 玉虫は何匹必要だったのだろう? | |
東院伽藍 | 夢殿 | またもや格子越し。覗かせるのが趣味らしい。それはいいとして、 暗くてよう見えん。見せる意思なしと思えるほどです。 庶民はこれでもありがたいと思わなくてはいけないのだろうか。 |
●中宮寺 (法隆寺のすぐお隣りにあるお寺) |
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半跏の如意輪観世音菩薩さん、京都広隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像によう似てる。 しかしこっちのは黒い。見事にとっても真っ黒。 半端じゃない黒光り。黒人さん?だけど光背は黒くない。何でかな? うっとりします、この微笑。スフィンクス、 モナリザと並んで、3大世界微笑像に数えられるそうです。すごーい。えーもん見たなー。 |
言わずと知れた「五重塔」 |
仏が撮れなきゃ瓦でも撮るか |