亜紀の手術体験記

鼻の手術しました

とにかく・・・、
鼻が詰まって仕方ないんです。四六時中、寝ても覚めても。 まったく鼻で息ができない。集中力はさがるわ、熟睡できないわで、 首しめられたり、水に溺れる夢を見て、夜中に目が覚めるんですよ。 一日中頭ぼーっとする。 結構つらいんですよねこれが。なんでこんなに息苦しい思いを しなきゃなんないのかって。

点鼻薬(液体の血管収縮剤を直接鼻に吹きかけるタイプ。 腫れが退くので、呼吸できるようになる。) の愛用回数(この行為を”鼻シューする” と呼んでました。)1日十数回も。 それでも効いてる時間は極わずかだから、会社でもこそこそと鼻シューしたり。 そんな生活が約3年・・・。

総合病院の先生曰く。
「市販点鼻薬の使いすぎで、症状悪化してます。」
「えっ!そっ、そんなー。でもなかなか直らないから、近くの個人病院でもらった  トー○っていう点鼻薬も使ってたんですけど。」
「それも同じ。当病院では、飲み薬が効かなくなって、どうしても苦しいときに、 1日に1、2回を限度に使ってもらってます。  手術しか直す方法ないですね。」
「・・・・。」

  そうういわけで、鼻の手術を受けるため、その病院に入院したんです。 入院期間は11日間で、会社を連続12日半休むはめになりました。 病名は肥厚性鼻炎と、 鼻中隔湾曲症というやつで、 前者は、鼻の奥にある粘膜が充血して腫れ、空気の通りを妨げるというもの、 後者は、両の鼻の穴を仕切る軟骨(鼻中隔)が少し曲がっているので、 よけい鼻が詰まりやすくなっているというもの。

手術は今すぐじゃないと、命に関わるというわけじゃないので、 決心がついたらいらっしゃいと言われました。でも、 飲み薬が徐々に強い薬になっていて、しまいには効かなくなっていました。 また点鼻薬に頼らなきゃならない生活に逆戻りで、 いいかげんそんな生活がいやになってきていました。

それでも最初に手術を意識したときには、少々不安を感じたものです。 ほとんど初めての経験だったし、なにしろ、 鼻のすぐ後ろは脳みそなんですからねえ。 それに、手や足の手術なら、痛みは切り傷の延長みたいなもんであろう (そんなもんじゃないだろうが)とだいたい想像がつきますが、 鼻奥の術後の痛みなんて、どんな物か皆さん想像できますか?

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