亜紀の手術体験記

鼻の手術しました

ガーゼを取るまでは、痛いというより苦しいと言う方が正解だ。 何が苦しいかって、
  1. まず、鼻のガーゼの圧迫感が何とも耐え難い。 ずーと大きな異物が鼻にとどまっている。 まるで鼻で息ができないから、すぐに口が乾いてせき込む。 口の中が干物のようにからからになる。

  2. 喉が痛い。 全身麻酔中、呼吸確保のために口から管が通されたからだ。 手術前に聞かされていたけど、こんなに痛いなんて思ってなかった。

  3. しゃべると変な声が出る。 鼻をつまんでしゃべっていただくと分かると思うが、おまぬけな声しかでない。 人としゃべるのが恥ずかしくなってしまう。

  4. 鼻の筋肉を少しでも動かす行為ができない。 口を大きく開ける、笑う、あくびする、目を見開くなどなど。 3番と合わせると、無表情な顔をしてとぼけた声でしゃべる、 不気味な人間になってしまう。 歩き方も振動しないよう、そろそろという感じ。

  5. 腰が痛い。 麻酔で全身の力がなくなったまま、硬い手術台に寝ていたせいだろうと思う。 手術後まる1日は起きちゃいけないと言われたので、本当に寝られないほど辛かった。 夜中にこっそり起きて、何度も腰痛体操をせずにはいられなかった。

  6. 熱がある。 38度強くらい。術後はどうしてもこのくらい出てしまうのだそうだ。 しかしその後も熱がなかなか下がらず、退院するまで微熱が続いた。

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