2009年9月下旬、三鷹市役所そばの同市暫定管理地(東京多摩青果跡地)で開催されたフリーマーケットに参加しました。一般的なフリーマーケットは初参加です。
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●商品をダンボール箱に詰めて会場へ
商品を詰めたダンボール箱をキャリーカーに載せて自宅を出発。会場最寄駅のJR三鷹駅南口からバスで約10分、停留所「三鷹市役所前」で下車し徒歩約5分で到着しました。
青果市場の跡地ということで、大きな屋根の付いた広大なコンクリートの敷地でした。出店は120店舗。コンクリートの地面の上にガムテープが張られ、店舗の区画分けがなされていました。受付で出店料500円を支払い、自分の店の区画番号を受け取りました。
●皆さんフリマのプロ─車で商品搬入
フリマの開催時間は午前10時から午後2時30分まで。開始40分前頃に着いたのですが、すでに多くの方たちが出店の準備に取り掛かっていました。大部分の方が車でやって来て、商品の入った衣装ケースやダンボールなどを台車に載せて運び出していました。大掛かりです。ダンボール箱1個を引きずってえっちらおっちら徒歩でやってきた私は明らかに少数派でした。
1店舗のスペースは約2メートル四方。商品が少ない(なにしろダンボール箱1個です)私には十分な広さでした。私は未使用の自作のストールや手編みのセーター、帽子などを売りたかったので、この意味でも少数派だったと思います。使わなくなった子供用品や古着、不用品を扱う店が多いようでしたから。
●開店準備
さて開店準備です。まずはコンクリートの床にレジャー用のシートを敷き、ガムテープで止めました。ダンボールから商品のセーターやストールを取り出し、見やすいように並べました。あらかじめ商品の値段を書いたダンボールの切れ端を用意していたので、それを立てて終了です。
会場全体を見渡してみると、他の方々は洋服ハンガー、テーブルや椅子などを持ち込み、山のような商品を上手に陳列していました。さすがに皆さん慣れていらっしゃる様子でした。
●接客を学ぶ
最初は、フリマのお客様との距離感の保ち方、つまり、こちらから話しかけたり商品を売り込んだりする積極的な接客が良いのか、それとも、無言で見守り、じっくり商品を見る時間をお客様に与えて、何か聞かれたら答えるという受身の接客がよいのかがわかりませんでした。
結局、フリマに限りませんが、ケース・バイ・ケースですね。話好きな方もいれば干渉されずに選びたいという方もいます。まさに「お客様のニーズに合わせて」が理想的なようです。
●お客様いろいろ
商品をそれほど吟味せずに即決する方、会話をしながら気持ちを固めていく方、一度離れてまた戻ってくる方などなど、いろいろなお客様がいました。ストールを手にして1分もたたずに「いくら?」と尋ね、すぐに購入を決めた方がいらしたのですが、正直言って「もっと吟味しなくていいのかな」とこちらの方が心配になってしまいました。
●アクセサリーは男性に人気?
開店中、「アクセサリーはないの?」と男性の方に二度もきかれました。女性ではなく男性に、しかも二度聞かれたことが少々気になり、注意して周囲を見ていると、女性客に混じってアクセサリーを物色し、買っていく男性客が結構いることに気付きました。フリマで安いアクセサリーをゲットして、それを奥様や恋人にプレゼントするのでしょうか。
●さて結果は…
「商品が飛ぶように売れた」とはいきませんでしたが、なんと手作りストールが3本売れました。私の場合、手作りの品だったのでそれなりに思い入れがあり、気に入って買ってくれた方には本当に感謝です。ありがとうございました。
手編みのセーターや帽子も出したのですが、全く売れませんでした。正直「売れないだろうな」と自分でも思っており、他の店では古着が300円、500円で売られている中で値段もそれほど下げなかったので、当然と言えば当然でした。
●フリマで学んだこと
一般的なフリマに初めて参加して、学んだことが幾つかありました。
@
商品が整然と並べられているよりは、むしろごちゃごちゃの方が良い
人が群がっていたのは、見ただけではどこに何があるのか全くわからないような雑然とした店でした。おそらく、フリマの魅力の1つに宝探しのような楽しさがあるからだと思います。商品の山を自分で崩しながら自分で掘り出し物を見つけた時の喜びは大きいものです。バーゲン会場のワゴンセールみたいなものでしょうか。
A
人は他人につられがち
フリマに限らないと思いますが、先客がいる店にはさらに客が入ってくるようです。人がいると、何があるのだろう、何を見ているのだろう、何を話しているのだろうと好奇心がそそられます。実際私の店でも、1人のお客様の相手をしていると、周囲に人が集まってきました。そして、1人の方が手にした商品を戻すと、別の方が横から手を伸ばします。人が持っているものは良く見えるようです。
B
勝負は午前中
開催時間は午前10時から午後2時30分まででしたが、人が多かったのは昼頃まででした。終了間近の方がどこも値引きをするから混雑するのかと思っていたのですが、そうではありませんでした。私も、昼過ぎからどんどん値引きしたのですが、午前中よりもお客さんの絶対数が少なかったように思います。やはり皆さん、出かけようと思ったら早めに行く、早いほうが商品が多いと考えるのでしょう。
C
フリマは家族のレジャー
出店者も来店者も小さな子供を連れた家族が多かったです。使わなくなった子供用品を売りたい、またそういう商品を安く買いたいという賢いママたちが多いからでしょう。パパママ息子で仲良く店番をし、昼にはお弁当を広げている家族もいました。ちょっとしたピクニックです。自分は店番をして、小銭を持たせて子供を会場に送り出しているママもいました。中には「安くしますよ〜」と大人顔負けの接客をしている子供もいました。
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いろいろな出会いがあり、楽しい経験ができた1日でした。ネットショップ開店を目標の1つにしていますが、お客様と直接やりとりするのも楽しいです。機会があったらまた是非参加したいと思います。
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