「今日なんですが、予約できますか?」
たれのぽんずもまた絶品!
店のおじさんがあちこちを修行して一番おいしいと思ったぽんずなんだそうです。
ふぐさしを唐辛子入りのぴりっとしたもみじおろしと、
ふぐ用といわれるあさつき(普通のよりかなり細い)に巻いてぽんずにつけていただくと、
それはまるでもう言葉にできない程のおいしさでございました。
いやー、日本人で良かったと心から思いましたね。
皆様もぜひ1度お試しになってください。
きっと忘れられないお味が、あなたを至極の幸福へといざなうことうけあいです。
ふぐをまだ1度も食べたことがない、というので28回目の誕生日に食べさせてあげようかなー
と会社にある川崎市のタウンページをパラパラめくっておりました。
かくいう私もまだ1度しか食べたことがない。決め手はやっぱり
「家族づれにもどうぞ」というフレンドリーなディスプレイ広告でした。
活字が行書体でないのも親しみやすく、家にも近いということで思い切ってTEL。
「はいできますよ。」「値段はね、コースが・・・。」
電話にでたおじさんがこれまたフレンドリーで、
御値段もそんなに驚く程高いってわけではなかったので、
そのふぐ屋さんを即予約しました。
早速、芳浩の会社に電話したら、「ええっ」と驚いてました。
カウンターの奥の座敷。カウンターに常連さんが数人いるだけで、
座敷は最初から最後まで私たちだけ。すごくすいてて超穴場ですね。
店のおばさんもとても親しみやすくて、いろいろ教えてくれました。
さしみ、から揚げ、ちり、ぞうすいのコース。
下関直送天然とらふぐを使っているそうです。
天然は養殖ものより歯ごたえがあって、ぽりぽりして最高においしいかった!。
「うちはいたまえさん雇ってなくて、全部自分でやるからこの御値段で出せるのよ。
それに天然物だったら、川超えたら(多摩川渡って東京で売ってるものは)
3倍はしますよ。」なんだそうです。
骨ごと揚げられたふぐのから揚げは、さっぱり味ながら、
かめばかむほどふぐの上品な味が堪能できます。
ふぐちりは昆布だしで、骨のついたふぐのあらを先に入れて、
よく似てやわらかくしてだしをとっている間に野菜などをいただきます。
ふぐのさしみをしゃぶしゃぶして食べると、
また違う歯ごたえを楽しめて格別です。
あらもしっかり骨をほぐして、間にある身をいただきます。
そのあとのぞうすいも、
ふぐにしか出せない「だし」が効いていて、
今まで食べたぞうすいの中でもダントツにおいしい最高のお味でした。