ダイビングに初挑戦


●98年3月29日日曜日

「無料体験ダイビングキャンペーン」水着1枚でOK!!

こんなチラシを小野家が見逃すはずはない。 さっそく電話して、日曜日に ダイビング屋さんに初めて行ってみました。
行ってみると中年の女性と小学校低学年くらいの女の子。 そしてよく日に焼けた50代くらいのおじさん。

「なんかイメージと違ってアットホームだなぁー。」
が第一印象。あとで聞いたのだが、この3人は家族だった。

あわび、しったかなど貝だらけのでっかい水槽がでんっと置いてある。 この時いたお客はうちらだけだった。 さっそくそこからおじさんと3人で、おじさんの車に乗って杉並区の高級スポーツクラブへ。 そこで30代というインストラクターの男性を紹介される。 深さ3.5m、直径5mくらいの円柱型ダイビング練習用プール。 今日は体験ということで、基本的なことを教わって、 あとの細かいことは抜きに潜らせていただいた。

背中にしょうあのボンベ、かなり重たいのでびっくりする。 20キロ以上あるそうだ。なんとかしょって、入水してみる。

実を言うと、私耳抜きができるか不安だった。 なぜなら、大学の卒業旅行でヨーロッパから成田へ帰る飛行機の中、 急に右耳が痛くなりだした。ほっとくとどんどん痛くなって我慢できない程痛い。 スチュワーデスさんに言うと、 早く耳抜きしないと鼓膜が破れる!、と怖いことを言われ非常に焦った事がある。

耳抜きなんてやったことがないので、かえって鼓膜が破れるんじゃないかと思って、 なかなかうまくできなかった。だって鼻をつまんで思いっきりふんっと、 耳の方に空気を送って体の内側から圧を上げなければならないのだ。 思いっきりそんな事したら、内側から鼓膜が破れてしまわないのか?

おまけに花粉症シーズンで鼻が詰まってて、耳抜きの行為自体が不可能だった。 スチュワーデスさんが、点鼻薬をもってきてくれて(飛行機ってなんでもあるんですね。)、 半べそ状態になりながら、耳抜きがなんとか成功して事無きを得たが、 それ以来、「耳抜き=大変」というイメージが定着してしまったのである。

しかし予想に反してすんなり耳抜きができた。 そんなに思いっきりやらなくても簡単に抜ける。 あの時は、鼓膜が敗れると大変なので、 スチュワーデスさんもちょっと大袈裟に言ってみただけなのだろうと思う。 ダイビング初心者の中には、 なかなか耳抜きできずにインストラクターを苦労させる人もいると聞いたが、 幸い芳浩もすぐできて、二人で底まで潜ることができた。

もうこうなると、すでにはまってしまっている。ついうれしくて水底をぐるぐる回ってしまう。 インストラクターの人はとても教え方がうまく、そしてダンディーだった。

スポーツクラブを出て、店に帰る途中、ファミリーレストランで4人で一緒に食事をした。 今まで行ったダイビングの冗談まじりの話がとても面白かった。 年中ダイビングに行きまくっているという、 良く日に焼けた2人の目は、 話の間中ずっと子供のようにキラキラしていて、 本当にダイビングが好きなんだなーという印象を受けた。

その店では安全上、若いインストラクターは雇ってないという。 4人ほどいるインストラクターはみんな30代以上だそうだ。 ライセンス取りたいなーと考えてます。皆さんもどうですか?


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