ヤコブレフ Yak-38 フォージャー
Yakovlev Yak-38 "FORGER"
旧ソビエト空母「キエフ」から飛び立つYak-38A
あのイギリス傑作のVTOL機「ハリアー」に次ぐ世界2番目に実用された垂直離着陸(VTOL)可能な機体。
まぁ、当時は冷戦真っ只中だったので、多分にハリアーの影響を受けたと思われるが、なにしろこの機体ってばハリアーのように離着陸と飛行を同じエンジンで行わず、別々のエンジンを使うって言うんだから効率が・・・、飛行用で1基、上昇用で2基、合計3基のエンジンを無理やり機体に載せたものだから、燃料や弾薬の搭載量なんて言わずもがな。
搭載されるレーダーもエンジン補器類の肥大から高性能なものは搭載されておらず、燃費も異様に悪いのでもっぱらキエフの周りを護衛するようにウロウロとする程度にしか使えない。
でも、根性で西側のマネをした旧ソビエト、好きです(笑)
(後にYak-141フリースタイルってのもあるんですけど、これもデカくなっただけで似たような感じ・・・)
ちなみに「フォージャー」とはNATOのコードで日本語に直すと「偽造者」になる。
寸法(L x W x H / 翼面積) | 15.50 x 7.32 x 4.37 (m) / 18.50m~2 |
機体重量(自重) | 7390kg |
最大速度 | 1150km/h |
エンジン | 飛行用:ツマンスキー製 R27V-300ターボジェットエンジン 1基 上昇用:コリェソフ設計局製 RD-36-55-FVRターボジェットエンジン 2基 |
乗員数 | 1名(複座型は2名) |
武装 | 最大1500kgまで(機関砲もポッドに搭載する為、標準装備品ではありません) |