サーブ JAS39 グリペン
SAAB JAS39 GRIPEN
基本的にはビゲンの後継として開発されているが、ビゲンが装備後重量が20トンを超えていた為、高速道路での運用となると高速道路自体の補強が必要になっていたので、グリペンでは軽量化に重点が置かれている。
機体材料から見直し、軽量化に成功した機体は1988年末に完成したが、国産エンジンのRM12の問題などにより初飛行は1年後。
しかし1989年事故により墜落(と言うより横転)した。フライ・バイ・ワイヤ
システムのバグにより全てのプログラムを見直して再開発。
離陸距離400メートル、着陸距離500メートルと言う高STOL性もビゲンより向上した。
JASとは日本エアシステムではなく、迎撃のJ(Jact)・攻撃のA(Attack)・偵察のS(Spaning)の頭文字。
つまり、どの任務でもこれ1機でこなせる能力を持った万能戦闘機になっている。
完成したカナード翼付きの形状は、ドラケンの頃から培った技術が活かされ、完成されていますね。
カナード翼はここ近年の流行であるが、デルタ翼の場合、失速したときの機体態勢が大きく崩れる為に、それを補う目的と飛行安定性の向上として採用されている。カナード翼が付くと、このカナード翼から失速が始まるので、機体態勢を最小限に抑える事が可能。
また着陸時のエアブレーキとしても機能できるので一石二鳥。
寸法(L x W x H / 翼面積) | 14.10 x 8.40 x 4.50 (m) / 30.00m~2 |
機体重量(自重) | 7400kg |
最大速度 | マッハ2.0 |
エンジン | ボルボ製 フリクモートルRM12ターボジェットエンジン 1基 |
乗員数 | 1名(複座型は2名) |
武装 | 27ミリ機関砲 x1他最大5300kgまで |