パナビア トーネード IDS
Panavia TORNADO
何かいかにも戦闘機って思わせる整ったフォルムが好きです。
1968年にイギリス・西ドイツ・イタリアで共同開発する事になった多目的戦闘機として誕生。実際の制作はイギリスのBAe、旧西ドイツMBB、イタリアのアエリタリア社との共同で行い、それらを管理するためパナビア有限会社をミュンヘンに設立した。
多目的と言うからには本当に色々な事に使うと想定(実際には近接航空支援・阻止対空攻撃・対艦・偵察・制空・迎撃防空と注文が多かった)し、そんな中で誕生した機体なだけに全てにおいてそつなくこなす、これが万能機の完成形。
(イギリスはこれに核攻撃任務も付け加えたが、結局迎撃防空に関しては別途当機の改良型であるトーネードADVを採用した。また電子戦略任務には専用の機器を搭載する必要があったので、別途トーネードECRと呼ばれる)
可変主翼により航続距離の向上や低速での攻撃、様々な搭載兵器への対応や機体自身の性能も高く、他国の使用する汎用戦闘機とは一味違う。
イギリスではアブロ・バルカン、BAeバッカニア、旧西ドイツやイタリアではF-104に替わって配備が行われ、オマーンやサウジアラビアへも輸出されている。
寸法(L x W x H / 翼面積) | 16.72 x 13..91 x 5.95 (m) / 30.01m~2 |
機体重量(自重) | 12700kg |
最大速度 | マッハ2.1 |
エンジン | ターボユニオン社製 RB199-34R-4Mk101ターボファンエンジン 2基 |
乗員数 | 1名(複座型は2名) |
武装 | マウザー27ミリ機関砲 x2(弾数各125)他最大9000kgまで |