2023年11月17日 大分県湯布院にある「ステンドグラス美術館」を
訪れました。これまで小樽、那須、金沢、伊豆、掛川の
ステンドグラス美術館を訪れていたので、これで国内にある
主なステンドグラス美術館をすべてクリアしたことになると思います。
私はクリスチャンではありませんが、教会の建物やステンドグラスに
とても心惹かれます。ただ残念ながら小樽を除いてすべての美術館で
撮影禁止となっているので、今回は絵葉書を載せました。
美術館と連なっている聖ロバート教会は美しい日田杉を使った
木造建築です。1800年代のステンドグラスや英国のアンティーク家具に
囲まれて静謐なひと時を過ごすことが出来ました。
大分市内はまだ紅葉も進んでいませんでしたが、標高450メートルの
由布院は紅葉がとても綺麗でした。
宿の「はな村」は女将の書や絵画が建物のそこここ、そして食卓にまで
活かされていて、心づかいの行き届いた素敵な宿でした。
大分名物の食事もとてもおいしく、食いしん坊の私を満足させてくれました。
翌朝目が覚めると なんとみぞれが降っていて由布岳には雪が
積もっていました。幸いチェックアウトの時間には晴れてきて一安心です。
亀の井別荘のカフェ「天井桟敷」で新雪に覆われた由布岳をイメージした「モンユフ」で
珈琲タイムを楽しみました。この建物は江戸末期の造り酒屋を移築したとのことで
歴史を感じる落ち着いた雰囲気です。その中をグレゴリオ聖歌が
静かに流れ、ゆったりとした時間を心行くまで楽しみました。
大分空港では海の向こうに四国が綺麗に見えてびっくりしました。
ステンドグラス美術館を見るためだけにわざわざ首都圏から
行くとは考えようにとっては贅沢なことですが、80歳を過ぎた私には
その価値のある貴重な一泊二日の旅でした。